記憶のメカニズムを知る

効率的な勉強方法を知るためには、そもそも脳の記憶に関する仕組みを理解する必要があります。脳は正しいことを記憶するのではなく、何回も聞いたことを消えない記憶として保持します。また、脳は大雑把にしか物事を理解できません。だから、いきなり細かいことを覚えようとしても不可能なのです。
以下では、記憶のメカニズムについて説明していきます。

大人になってからでも記憶力は伸ばせる

記憶の3ステップは「覚える」「貯める」「思い出す」

一瞬で忘れる短期型の記憶と一生覚えていられる「長期型」の記憶

大切な記憶は長期記憶に変換すべし
記憶には覚えてもすぐに消えてしまう「短期記憶」と、ずっと保持し続けることができる「長期記憶」があります。

例えば、郵便番号や電話番号などを一瞬覚えたと思っても、すぐに思いだせなくなることがよくありますよね。これがまさに短期記憶で、時間にすると1分以内の保持しか出来ていないということになります。

人間の記憶は、新しい情報が入ってくるたびにどんどん上書きされていきます。一度きりのインプットで終わってしまえば、一瞬前のことでもすぐに忘れてしまうものなのです。

以上のような「短期記憶」を専門的に言えば「20秒から1分以内しか保持できない記憶」ということになります。

一方的な感覚で言えば、試験勉強のために一夜漬けで覚えた数日の保持しかできない記憶や一度読んだだけでうろ覚えの本の知識なども、短期記憶に分類できるかもしれません。

記憶は思いださなければ想起しづらくなる
人間の記憶というのは 記憶してから9時間までの間に保持率が急速に低下してきます。
覚えたつもりでも、この時間内で忘れてしまうような記憶を中期記憶といいます。

もし、もっと長期的な記憶にしていきたいと思ったら、保持できているあいだにもう一度復習することが重要になってくるでしょう。

また保持できていたとしても、なかなか想起できない記憶というものがたくさんあります。そしてそのまま想起しようとしなければ、さらにどんどんと記憶の奥深くに紛れ込んで、引っ張り出すことが難しくなってしまいます。「江戸幕府は西暦何年から始まりましたか」と受験勉強のためにおぼえた歴史の年号などを聞かれても、なかなか思い出せないものです。正解を聞いて、ああ、そうだったと思い出すことができたとすれば、保持はされていたけれど 長い間想起しなかったために、想起しづらくなってしまったということになるのです。

ですから、長期記憶にしていくためには 繰り返しインプットすることと、定期的に想起することを心がける必要があるでしょう。

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