記憶のメカニズムを知る

効率的な勉強方法を知るためには、そもそも脳の記憶に関する仕組みを理解する必要があります。脳は正しいことを記憶するのではなく、何回も聞いたことを消えない記憶として保持します。また、脳は大雑把にしか物事を理解できません。だから、いきなり細かいことを覚えようとしても不可能なのです。
以下では、記憶のメカニズムについて説明していきます。

大人になってからでも記憶力は伸ばせる

記憶の3ステップは「覚える」「貯める」「思い出す」

まずは記憶する過程を3段階に分けて考える
記憶とは、まず「覚える」「覚えた事を保つ」「思い出す」という3段階に分けて考えることが出来ます。
これらを専門用語では「記銘」「保持」「想起」といいます。

記憶することは単純にものを覚えること考えがちですが、思ったことをしっかりと脳の中に記録し続ける「保持」もとても大切な機能です。

年をとるとよく芸能人の名前はここまで出かかっているのにどうしても出てこないという事がありますよね。これは頭の中のどこかにはその名前がちゃんと保持されているのに、思い出すことができないという状況です。

人間の記憶とは、一度覚えてしまうとそう簡単には消えるものではないと言われています。
ですから、この保持されている記憶をきちんと思い出すための「想起」という機能も非常に重要になってきます。

「想起」には2パターンある
では、思い出すこと=「想起」について説明していきます。この重要な機能には、「再生」と「再認」の2種類があります。

例えば電車などに乗っていて、次々と視界に飛び込んでくる景色を見て 、自然と過去に似た別の場所を思い出したりすることがあります。これは、頭の中に自由に思い浮かんでくる 記憶のことで「再生記憶」といいます。そしてもうひとつが、先ほどの芸能人の名前のように自らある特定の情報を選択して思いだそうとする「再認記憶」です。

この「再認記憶」がうまく機能しているかどうかで、記憶力が良いと感じたり、逆に衰えたと感じたりすることになるのです。

ですから、年をとって物忘れがひどくなったなと思っても、一度覚えたことであれば、頭のどこかには記憶があって、情報が消えてしまったのではない、ということを覚えておきましょう。

つまり「記銘」「保持」「想起」という3つの機能を強化していくことで、記憶力は何歳になっても伸ばすことができるのです。

年をとったからといって諦めずに、脳を使い続けることを心がけてください。

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